酷暑ですが、やっとこ当選しましたので、京都御所の迎賓館見学会へ行って来ました。
皆さん汗を拭き拭きの御所を移動です。
地下鉄今出川よりの移動でしたが、日傘&帽子&扇子の列で行き先まで分かり易かったです。
さて、セキュリティは飛行機のそれと同じでした。
バックの中身のチェック&キンコン~ンと何か反応すると鳴る金属探知機のゲート!
カメラ撮影はOKだったので、とっても嬉しかったです。
ただ、扇子は×でした。ハンカチはOKでした(笑)
最低必要な物だけ認められて、希望ならば透明のビニールの袋(小サイズ)を下さいます。
セキュリティと許可証をチェックしてから、いよいよ迎賓館へ移動です。
靴を脱いでスリッパに替えるシステムです。
大勢の方が、吸い込まれるように館内に入って行かれます=涼しいからです。
ほっ…とひと息する間もなく、感動の嵐!
正面玄関→聚楽の間→夕映の間→藤の間→桐の間→琵琶の間→明水の間=<特別公開>
テレビの特集番組で見たことのあるのですが、整然と凛としてそのままにあるのです。(笑)
入り口過ぎたら、お生花の歓迎がエレガントで豪華でした。
すぐに大勢のボランティアさんが、触れない・近づきすぎない・ノンフラッシュなどの注意喚起されます。
養生もしてあるのですが、大切 な白木や壁は触るとメンテナンスが大変だろうと想像がつきます。
スマホの人・デジタルカメラの人・一眼レフの人が、皆熱心に撮影モードです。
ところどころ、テープにて解説を繰り返してはいるのです。
ですが、ボランティアさんのワンポイント解説が当を得てとっても分かり易かったです。
緞帳などは下図や糸とか織りが展示してあって、「琳派」にちなんだ友禅の訪問着などもありました。
テーブルでは、お皿やカトラリーや清水焼の盃もあって、雅です。
渡り廊下からの一部は撮影禁止=セキュリティのこともあるそうです。
今までの10年間に来られたゲストの写真が、年代と共に展示してあって…
「あぁ~ここにいらしたのね!船乗り込みって優雅ですわぁ~」
テレビなどには放映されないお部屋などでは興味深かったです。
感動の1番は今は亡き人間国宝の作品「舞台扉・截金(きりかね、切金)」素晴らしい!
江里佐代子氏をはじめ、14種類の伝統技能者の技が、館内を類い希な世界感を創っておられます。
お江戸の赤坂迎賓館もぜひ見学したいものです。
両方とも、申し込みが必要な上、しかも抽選は激戦です。
日本人って豊かな感性と、精緻な技巧と、自然とを融合させる民族なんだと、改めて感動して帰路に着きました。
文責:京おはるぅ~