琳派400年記念「琳派からの道 神坂雪佳と山本太郎の仕事」

ジェイアール京都伊勢丹7階にある、美術館「えき」KYOTOで開催された「琳派からの道 神坂雪佳と山本太郎の仕事」展を見て参りました。

山本太郎の作品といえば、去年なんば髙島屋で開催された展覧会での《ブーブー車玉》が印象強いものです。
その後、細見美術館やイムラギャラリーと作品が増えていき、今回は総仕上げの作品展と考えました。

展示のメインとなっている《マリオ＆ルイージ図屏風》では、スーパーマリオの帽子を脱がせ髪の毛の表現で動きを出されています。こちらの制作についてお話をされているDVDも見ることができました。

展示場所によってこうも作品の印象が変わるものなのか、今回は少しぎゅうぎゅう詰めのような感じがしましたが、現代作家と琳派400年の偉大さを目の当たりにしました。

特に神坂雪佳は、明治・大正・昭和の京都で活躍した図案家です。今回宮崎家具さんの協力で制作された作品が並んでいましたが、職人の協力があってこそ芸術が成り立っていたのだなと感じました。展示品の飾り棚のデザインはどのようなものだったのか、想像しながら見ると楽しいものです。

文責：のり憲