11月12日まで、京都芸術センターと京都市立芸術大学のアーティスト・イン・レジデンス企画による展覧会、「マルティ・ルイツ バシェ音響彫刻修復プロジェクト」が開催されていました。
この「音響彫刻」とは、1970年に行われた大阪万博の鉄鋼館に展示されていたフランソワ・バシェによる作品で、今回の展覧会では解体されてしまった作品を修理し、色々な音を会場で楽しめるようにしていました。
実際にどこを叩くべきなのか、指ではじくのか、演奏の方法は本人次第。
15日にはテレビ取材も入り、万博でも演奏された武満徹の曲「四季」のコンサートも行われたそうです。
月の石を見るために並んだ思い出の万博。
当時会場へ足を運んだ人でこの作品を覚えている方はどれくらいいることでしょうか。
金管打楽器の透き通るような音色が印象深かったです。
展示期間が短かった上、広報も遅かったことが残念でしたが、15日のコンサートに参加された方は楽しまれたことを願いたいものです。
文責:のり憲