10月末日、時間を作って久々に八幡の松花堂美術館へ行ってきました。
この日は館蔵品展を開催していたので、やっと松花堂昭乗の筆を観ることができました。他にも、寛永期に開催された茶会記なども手にされ、当時のしつらえを知ることができます。
珍しいものとしては土佐派の絵師・土佐光武による障子がありました。全12面のうち2面ですが、楽しむことができます。他にも、李朝の呉器茶碗や松花堂画帖(雪舟など)もあり、画帖は全ページを開いてみてみたいものです。
茶道を興味を御持ちの方はぜひゆっくり味わっていただきたい空間ですが、バスが駐車していると空気が一変してしまうのは少々悲しい気持ちになります。
また、染司よしおかの染色家・吉岡先生が毎年石清水八幡宮へ奉納されている供花神饌も見ることができました。平成19年のものでしたが、秋を感じる作品でした。
文責:のり憲