2016年は申年ということで、1月24日まで京都国立博物館で開催されていた新春特集陳列「さるづくし-干支を愛でる-」展に行ってきました。
サルの絵といえば中国の画家・牧谿(もっけい)のテナガザルをイメージしてしまいますが、展示作品のなかで昔話の「猿蟹合戦」を題材にしたものが目に留まりました。大きな蟹がサルに踏みつけられている様子がとても豪快でした。
また、根付など小さな作品には見ざる・言わざる・聞かざるの“三猿”がひとつに表現されているものがあり、「おみごと」の一言に尽きます。
今回は特集陳列でしたので、京都国立博物館の年間共通パスポート(3,100円)を持っていればフリーパスで入場できました。
このパスは特別展以外でしたらフリー入場できますし、特別展も京都国立博物館で開催のものなら各展覧会につき1回、東京・九州の国立博物館では両館あわせて2回まで無料で楽しむことができます。
パスは発行館によって値段も規定も異なるようですので、あらかじめご確認ください。
文責:のり憲