KYOTO GRAPHIE 京都国際写真祭は5月22日まで京都市内15箇所で開催されています。
そのサテライトイベントとして「KG+」という関連写真展が、京都市内40箇所で開催されています。
そのなかでも、特に京都市の指定文化財となっている町家「長江家住宅」では、古賀絵里子さんの展覧会が開催されています。過去・現在・未来の因果をテーマにしたもので、また出産を迎え新しい命が法華宗の寺院妙満寺で育まれる信念の行事の流れや加茂川の雪景色など、京都や高野山の日常の様子が発表されています。
また、以前ご紹介したフランス人写真家のサラ・ムーンの展示は、何必館・京都現代美術館とギャラリー素形、そして招喜庵(重森美鈴旧宅)の三箇所で開催されています。
なかでも薄いとさわしに裏打ちもせず額装された作品は、やわらかいリズムを感じます。
また、大徳寺塔頭のひとつ黄梅院には、ジャクリーン・ハシンクの作品があります。。このお寺の語主因は一人ひとりにあわせた言葉を授けてくださるもので、禅の世界にも触れることができ、楽しませていただけます。ぜひ歩く町・京都の写真展をお楽しみください。
文責:のり憲