京都芸術センターで開催されている林勇気さんの「電源を切ると何もみえなくなる事」という展示を見てきました。
ギャラリー南・北、談話室、和室と多くの部屋で映像の展示が行われているのですが、ある時間になると同時に各作品の電源が落とされます。
青くなる画面もあり、薄暗いところではまったくの真っ黒になってしまうものもあります。
鑑賞者には予告なく実施されていますのでとても不思議がられています。
しかし、20時の閉館時間直前に駆け込まれた方には、19:45からは電源が落とされていて何も作品が見られない状態になってしまいます。これが作家の狙いですといわれても、理解してもらえない場合もあるでしょう。
現代アートは感じるもの、といいますが、なかなか視覚の奥行きまではとらえられません。
電源がついている時間なら、個展のような映像作品をすべて見ることができます。ぜひ一度足を運んでみてください。
文責:のり憲