5月31日に、やっと堂本元次展(堂本印象美術館)に行ってきました。
元次先生の絵に対する心構えとして「最初の一筆を入れるときには、本紙の上に完成された作品の画像が浮かばなければ着手してはならぬと自制している」という文面がありました。
回廊の窓の作品は昭和55年に描き始めてなんと完成したのは平成7年と実に長い年月をかけておられ、「びっくりポン」でした。
珍しい作品としては、飾り絵があり、菖蒲やバラ、ゆりはグッズとして販売してほしいと思うほどでした。
日展で内閣総理大臣賞を受賞した「土白う里」は京都市美術館さんがお持ちのものですが、日展に出品された作品の大半は京都府立総合資料館に寄贈されたかと考えられます。
ひとつ残念だったのは、堂本印象先生の作品が今回一点も展示されていなかったことです。
堂本印象美術館ですので、印象の作品を期待して来られた方もいらっしゃるかと思いますがその場合この展覧会の期間中はとても寂しく思われるのではないでしょうか…?
文責:のり憲