春の院展は必ず髙島屋で開催されるので、毎回欠かさず来館しているのですが、今年は初日の解説が聞けなかったので残念でした。
髙島屋友の会の会員証があれば無料で入場できるのはありがたいです。
展示内容は、平山郁夫先生をはじめ多くの大御所の作家さんが世を去り、寂しくなりました。
反面、親子二代の作品が拝見できるのはひとつの楽しみとなっています。
親の七光を子は嫌がるものですが、作品の上で親を越えるためにどのような努力を心がけているのか聞きたくなります。
しかし、入場者を集めるにはもっと講演会などのイベントを企画していかないとむつかしくなるかもしれません。
昔使われていた大阪北浜の会場は狭く、展示作品数とスペースの取り方によって、印象がまったく違ってしまいました。また以前梅田伊勢丹で行われた展示も鑑賞しづらかった思い出があります。
特に今年は同じような写生旅行による作品が目立ち、独特の個性が見られないので印象も薄くなり、行きたいと思わせる展望に欠けているような感じがしてなりませんでした。
文責:のり憲