京都芸術センターでは「ワームホール・トラベル —ゆらぐ時空の旅—」が開催されています。
17日に行われたアーティスト・トークに参加してきました。
この企画は文化庁が行っている新進芸術家海外研修制度がこの度50年目を向かえ、今回この制度を利用した4名の作家の作品が展示されています。東京では「DOMANI展」が国立新美術館で開催されていますが、「PLUS」として行われる今回の展示は地方での初の取り組みです。
出展作家の一人・宮永愛子さんは、2012年の国立国際美術館(大阪)でのナフタリンを用いた作品や、2010年の愛知芸術センターでのトリエンナーレで有名になられた方です。
また、小金沢建人さんは、2008年の横浜トリエンナーレ新港ピア会場、2009年の丸亀市猪熊玄一郎現代美術館、2010年の森美術館などの展示で知られます。このほか、鬼頭健吾さん、長坂有希さんの作品が展示されていますが、彼らの作品を無料で楽しめるチャンスは見逃せません。
現代アートはわからないといわず、一度体験して、それからビエンナーレやトリエンナーレに出かけたとき、作家の名前や作品を「これ、記憶にある、見たことある」となると面白いもの。作家や作品と再会する楽しみもうれしいものです。
ぜひ一度、芸術センターに足を運んでみてください。
文責:のり憲