泉屋博古館で開催されている「はなやか秋のしつらえ」展に出かけてきました。
明治以降の近代絵画では岸田劉生と梅原龍三郎を並べて展示されていました。
岸田劉生の描く麗子の赤い着物と梅原龍三郎の赤いバラ…当時の流行色だったかな?比べて見る事ができました。
陶芸においても、宮川香山と板谷波山の作品が展示されていました。特に板谷波山については何年か前に彼を取り上げた映画で脳裏に焼きついていたので、このころから個性を尊重されないと生き残れなかったのだろうか?と思いました。
河井寛次郎の作品は、ちょうど先日拝見した美術館「えき」での展覧会の続き物、という印象になりました。
入り口にある秋草図屏風は、これぞ秋のしつらえなのか、落ち着いた屏風です。
そして何より目を引いたのは、ディナーセットです。さすが住友家、食器だけでなくナイフやフォーク、スプーンまで展示されたコーナーには息をのみます。
10月22日にはワークショップが開催され、参加費1,000円で秋のティータイムも楽しめます。
文責:のり憲