9月15日~10月13日まで、美術館「えき」KYOTOで「河井寛次郎展」が開催されています。
会場で最初に迎えてくれる観音様の像は青磁風。
この作品を作った4年後には、河井寛次郎は陶磁器試験所の技師となり、後年にはカラフルな色の作品を作られているのに対し、この作品はまるで別の人の作品と見間違えてしまいます。
今回の展示品の中でも注目は、進行のあった日本画家との絵手紙。おそらく初公開かと思います。
版画作品も多く、よく額装にして残していただいたと感心するばかりです。
その上、33歳ごろに山口大学に寄贈された作品19点のうち9点も展示されています。
また、河井寛次郎独特の絵の見本帳があり、こちらがシールになってミュージアムショップで販売されていました。
展覧会の終了後ですが、今月の京都しみんしんぶんの博物館講座では、11月21日の14時より、河井寛次郎記念館で講演と見学があるそうです。こちらも足を運んでみたいものです。
文責:のり憲