京都市美術館で開催されている日展(京都展)は、京都・滋賀の作家を中心とした内容になっています。奈良の作家作品は3月の大阪市立美術館での展示になるため、毎年2度日展を楽しんでいます。
しかし、特別賞に入られた作品は京都大阪両方に展示されるのに、2ヶ月足らずで忘れてしまうというのは我ながら情けなくなります。
今年はちょうど日本画の解説会の際にうまく出くわすことができました。
石田翔太さんの「樹間」は朱色で輪郭を表現している作品ですが、材料に鉛が含まれているため一般に販売されなくなってしまい、現在は絵具を手作りしているというお話を聞くことができました。
また、若山裕昭さんの工芸の彫金作品「昼下がり」は3Dの世界へ人をひきつけるような立体の学窓に仕上げられています。
京都展だけのサービスかと思いますが、作家の許可をもらっておけば撮影腕章を受付でいただき、写真撮影をすることができます。初入選の作品などはポストカードにならないので、とてもありがたく感謝した1日でした。
文責:のり憲