あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
新年早々、京都国立博物館の「とりづくし展」に行ってきました。
2階展示室でまず展示されていたのは玳玻天目(たいひてんもく)の茶碗。内底には、尾長鳥の模様が描かれていました。
展示品のなかでも目を引いたのは、重要文化財でもある雪舟筆「四季花鳥図屏風」。こちらは樹木をアクのある線で表し、雪のかかった竹は重そうで、中国・明時代の絵画の香りが伝わってくる大きな作品。初春のスタートには最高のものでした。
また、2階の他3室では「生誕300年 伊藤若冲」展も同時開催されており、若冲作品が集められていました。人物画はめずらしい若冲、「六歌仙図」は各人の特長を捉えた作品でした。特に私が好きになったのは、フグとカエルの相撲図。思わず「ウフフ」と笑ってしまいます。
開催は1月15日までですので、ぜひ脚を運んでいただきたくなりました。
京都国立博物館では昨年末にはカウントダウンイベントも行われていましたが、そちらの山口晃さんのの講演も最高でした。
文責:のり憲