京都出身の日本画家・秦テルヲの作品を集めた「秦テルヲの生涯」展が岡崎の星野画廊で7月8日まで開催されています。
注目の作品は、1925年に神戸の個展で発表されてから所在不明になっていた「慈悲心鳥の唄」。この度90年ぶりに発見され、展示されています。裏彩色が施された、特徴ある母子像です。
秦テルヲをご存知の方は多くないかもしれませんが、有名な小野竹喬や土田麦僊ら京都の画家たちとともに黒猫会というが会を結成された方だそうです。展覧会では初期から晩年までの作品60点が並び、一堂に作品を拝見できる絶好のチャンスです。
文責:のり憲