細見美術館では ぎをん 齋藤コレクション-布の道標- 「古裂に宿る技と美」展が8月20日まで開催されています。
ぎおんの斎藤貞一郎さんのコレクションの展覧会で、入館するなり神坂雪佳の作品が迎えてくれます。
着もの好きの方は目を輝かせるかと思いますが、私は古い布は暗い、というイメージを持っていました。
しかし、辻が花染めの裂手鑑や、桃山時代の希少な裂もあり、また舞楽の装束はとても素晴らしいものでした。
特にインド更紗のデザインがとても美しく、ほしくなってしまいました。
また、加賀藩前田家伝来の名物裂には思わず立ち止まってしまいました。
最後には正倉院鳥毛帖成文書屏風の加羅花文錦には目が釘付けになります。
びっくりするくらい館内がすいており、独り占め状態で楽しんできました。
文責:のり憲