京都国立近代美術館では、10月15日まで「絹谷幸二展」が開催されています。
玄関を飾る作品「パンドラ」は、4mもの高さがある大作で、この場所にしか設置できなかったそうです。
当初は京都をテーマにした個展の予定だったということで、二条城や清水寺、大文字、平等院、伏見稲荷、金閣寺、上賀茂神社と京都の各地、そして一週間を龍神で描いた新作が展示されていました。
館内では映像作品も楽しめますし、絹谷先生の描く天空世界への度へ出かけられるだいご味も味わえる嬉しいコーナーになっています。
作品に言葉を入れたりしたもので色々賛否両論があったようですが、それは空也上人へのリスペクトから発想したものだそうです。
他にも、最年少で安井賞を受賞された初期の作品も展示されており、あわせて京都国立近代美術館所蔵の安井曾太郎作品も見ることができます。
「平治物語絵巻」は下部はボストン美術館所蔵の平治物絵巻を参考にされたものだそうです。
文責:のり憲