10月16日まで、京都髙島屋で「加山又造展」が開催されています。
今回の展示は普段展示される機会の少ない個人蔵の作品が多く、目新しい感じのスタートでした。
解説には1951年に東京国立博物館で「アンリ・マティス展」と「宗達光琳派展」が同時にされており、これをご覧になった加山先生は日本の伝統絵画の可能性を再発見されたのだそうです。
また、今回はフランス・ラスコー洞窟壁画の生き生きとした描写にも惹かれました。
去年、そして今年夏に九州国立博物館で観ることができたラスコーです。
そして、速水御舟先生の作品からヒントを得たという「夜桜」や「花篭」は、2人の作家の作品をダブルで楽しむことができる作品でした。
他にも、着物に直接絵を描かれたものや、有浦史郎先生との合作による大鉢など、見事この上ありませんでした。
ミュージアムショップも面白いものが多く、手ぬぐいやスイーツは思わずほしくなってしまいました。
文責:のり憲