子どもたちも楽しめるミュージアムこそ最高!
龍谷ミュージアムで開催されている「地獄絵ワンダーランド」は、子供の怖いもの見たさをくすぐる地獄の世界です。
展覧会は「往生要集」の遺宗完本でスタート。六道の世界—地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人・天がそれぞれ絵解きされています。
目に留まったのは「のんのんばあの地獄めぐり」。あの水木しげるさんの原画が楽しめるのです。
2階の会場は、入り口で八大地獄めぐりに誘われ、木喰作の十王坐像は見ごたえがあり、怖さよりもくすっと笑ってしまいます。奪衣婆の木造はおっぱいが垂れてしまっているのも可笑しい。壬生狂言の地蔵は女の面でしたので、一度生で観賞に出かけたくなりました。
他にも、柳宗悦のコレクションである十王図、素朴絵や個人蔵のへたうま絵の世界などもありました。
また、大阪の長寶寺では、毎年5月18日に閻魔大王の印がいただける機会があると嬉しい情報も聞くことができました。
文責:のり憲