細見美術館では、12g津24日まで「末法-Apocalipse」展が行われています。
仏像・曼荼羅は興味がないという方もいらっしゃるかもしれませんが、お寺へお参りに行く、と思えば良いでしょう。
むしろ暗いお堂の中よりも明るい展示室ならば作品を見比べたりしっかり鑑賞することができます。
展示品のなかでも超一級なのが、長谷川等伯・与謝蕪村・円山応挙・司馬江漢・酒井抱一の手による「流水図」の団扇。これをゆっくり独り占めしてみることができるのは最高でした。
長谷川等伯といえば「松林図」が有名ですが、「四季柳図屏風」も素晴らしい作品。雪の寒さから芽生えた新芽の成長が風に乗って感じられます。
また、びっくりしたのは現代アート写真家である杉本博さんのインスタレーションも楽しめたこと。こちらは三十三間堂の仏像たちが行進してくるというもので、来世の世界まで創り上げられておられました。
師走の忙しい中ですが、少し時間を都合して足を運んでみてください。
文責:のり憲