立命館大学国際平和ミュージアムでは、12月23日まで「儀間比呂志版画展」が開催されています。
作者の名前は知らなくても、「儀間」という名字からは沖縄を連想できます。
今回は三重県で美術教諭をされていた奥田豊さんという方のコレクション68点が展示されていました。奥田さんは2年前に、そして儀間さんも今年の4月に亡くなられたということですが、二人の平和への思いがひしひしと伝わる、力強い版画展でした。
沖縄が返還されてから45年、現在も米軍基地の問題などが残ります。
戦争を知らない世代である私は、沖縄地上戦の惨劇を描いた家族が首つりをしている作品の前で立ち尽くすことしかできませんでした。
一人でも多くの方に足を運んでほしく思います。
文責:のり憲