新年早々に京都国立博物館のいぬづくし展に行ってきました。
昨年4月から年間パスポートの利用方法が変わり、常設展は無料で入ることができます。
展示は2階奥の2室のみでした。
昨年の国宝展の人々の頭越しに作品を見る状況からは一変して、静かな鑑賞となりました。
まず、岡村健守氏寄贈による唐時代の白釉犬が出迎えてくれます。
等楽寺縁起絵巻には、頭に明鏡を付けた白い犬が道案内をしたという各地に残る伝説が描かれています。
山科の日蓮宗・本国寺にある三十番神像の掛軸や、花背の峰定寺の狛犬はとても身近な感じがしました。
嵯峨人形の犬は、首を動かすと尻尾が動くからくりになっているそうです。
京都国立博物館の干支に関連する展示は平成28年の申年から始まったものですが、ぜひ十二支分続けてほしくなりました。
文責:のり憲