ターナー展の初日、福島県郡山市立美術館の富岡進一さんによる講演でターナーの魅力についてお聴きしました。
理髪店を営む父を持つロンドン生まれのターナーは、9歳で「ジョン教会」、12歳で「川から見たイートン校」で素晴らしい作品を残し、76歳で亡くなるまでに3万点もの作品を残しました。
特に興味深かったお話は、渡欧しロンドンから帰京して名前を変えたという京都画壇の画家・竹内栖鳳と、ロンドンからイタリアへ旅行したターナーの旅程が似ていたというところ。栖鳳はターナーの銅版画集を所蔵していたのではともいわれているそうです。
ターナーの生家は現在パブになっていることや、2020年に発行予定の20ポンド紙幣にイケメンなターナーの自画像が使われるというお話も聞くことができました。
3月25日には写生会ワークショップも有りますし、日本初出品の作品も多いので、ぜひ足を運んで欲しいと思います。
文責:のり憲