アサヒビール大山崎山荘美術館で、「濱田庄司展」が4月8日まで開催されています。
毎回私の失敗なのですが、昼間の13時代は美術館へのバス本数がなくなってしまうので注意したいところです。
帰りは下り坂なので歩く方が早い場合もありますが…
作品はチケットにある文字通り「私の陶器の仕事…」の順に展示されていました。
今回の展示品はアサヒビールの初代社長・山本爲三郎氏のコレクションであり、濱田庄司とは20代初めからの知り合い。濱田の方が一つ年下でした。
同じ形や大きさのの鉄絵染付でも、縞文は卵立て、草文は酒盃として使われたため、名前が違っていました。
英国でスリップウェアを学んだ後に拠点とした益子で、佐久間藤太郎との出会いにより作り出した、芦沼石を火にかけて不純物を除去した柿釉を用いた作品は発色が鮮やか。
那覇の壺屋・新垣栄徳との出会いから生まれた濱田のトレードマークであるきび文や、紅型の蝋を塗った上に絵付けを施した作品など、次々と変化していく作品は見ごたえがありました。
私は特に初期の作品が好きになりました。
文責:のり憲