京都国立近代美術館で開催されている横山大観展。
前期は7月1日まで、後期は7月3日~22日に行われます。
なかでも、東京国立近代美術館が所蔵している「生々流転」は、40mもあるため、今回全長18mもの展示ケースを用意し、~6月24日、6月26日~7月10日、~7月22日の3期に分けての展示となります。
水の一生、四季、一日の流転が楽しめます。
特に日本画は長期間展示ができないため、沢山入替があり、全ての作品を見るには2度は来館が必要になります。
京都展の図録は東京店とは違い、足立美術館の紅葉と大倉集古館の桜となっています。
また、今回展示される「百衣観音」は、準備段階で個人宅から見つかり展示に間に合ったもの。また、「山路」は修復の際に調査が入り、使われた顔料がはっきりわかったりなど、話題作も多い展覧会です。
4階のコレクション展にも大観関係で菱田春草や安田靫彦、速水御舟などの作品が出ています。ゆっくり時間をかけて、目的の作品を求めていくには計画的にいかないと時間が足りなくなってしまうかもしれません。
文責:のり憲