テレビのおしゃれイズムをなにげに見ていました。
女優の黒木華さんが学生時代パゴン(※)のイベントでアルバイトされていたとのこと…
※パゴン(Pagong):京友禅工房・亀田富染工房さんの立ち上げたファッションブランド
むむむぅ~おばけ屋敷でした。
そうだ!パゴンの会長さんのアトリエに行こう(笑)
以前、亀田富染工房本社の社員寮だったところが、現在はパゴンさんの創作基地になってます。
昔、大勢の京友禅の職人さんがお住まいでした。
なかなかインパクト大な壁画が描かれている階段を上り、3Fへ。
今年の猛暑の頃、一気呵成に描かれたんですってぇ~
亀田さんも会長になられて益々創作意欲盛んでした。
実は私と会長さんとは同級生で、同じ美術倶楽部でした。
さて、息子さんと試作担当のスタッフさんが気持ちよくお出迎え!
そして会長・亀田君はいつものお手製オリジナルのアロハではなくて白いシャツ姿でした。
作品がより鮮やかに見えるように、計算されたセンスだと思いました。
憎いねぇ~と写真をパチリ…すると
会長「僕を撮るより、真っ黒で光るこの折り返しを撮って見て欲しいな!」
デニムも足長のスリムな体型によくお似合いでした。
その折り返しに反射材を用いて、夜間の安全を確保(笑)
アトリエにお伺いしたのは”お三時”の頃でした。
カーテンを閉めて蛍光灯を消しても、真っ暗にはなりません。
写真はぼやけてますが、折り返しの筆跡が光ってました。
「いわゆるクラブでも無論、飛び切りお洒落なことでしょうね!」
帆布のショルダーバッグにも、Tシャツにも反射材でのデザイン。
しかも実際に着用して、洗濯を繰り返し実験もingされてます。
まだまだ、これから高齢者社会が進むと思います。
これからのボリュームゾーン<爺婆世代>はお洒落さんが多いです。
トータルに、このような工夫が施されていたら素敵です。
お部屋にはユニークな試作品や、逸品物のスカーフが乱舞。
友禅の型紙や、古い友禅の裂地などから膨らませて、試作されるそうです。
パッションを感じる筆使いのスカーフもさりげなく飾ってありました。
海外での活躍は新聞などで掲載されて存じてました。
実際に、模索されたそれらの作品も見せてもらえましたよ。
桂由美さん依頼の生地試作品やパリコレの試作品はなんと贅沢にも間仕切です。
最近は壁画を依頼されていてご多忙だそうです。
お邪魔した日は、風神雷神のモティーフと格闘されておられました。
アトリエ訪問をさせてもらって、モードの原点を感じて帰路に着きました。
文責:京おはるぅ~