京都駅にいわさきちひろ展をさっそく見に行ってきました。
安曇野のいわさきちひろ美術館からの出品で、15日にはちひろの誕生日のイベントで先着1000名に特製のしおりがプレゼントということで向かったのですが、それには間に合わなかったのが残念でした。
会場入り口に入ると、ピンクの名刺入れなどケース内のちひろが生前使用した品々に惹きつけられました。
1963年に世界婦人大会で旧ソビエトに40日間も滞在して200点ものスケッチを描かれたこと。
書家の小田周洋さんに書を習った際は元々左利きなのに右手で書を嗜まれたこと。
第六高等女学校の修学旅行でテーブルマナーの教育を受けた際は、お母様が教鞭を執られていたこと。
そして、人民新聞の記者時代には原爆の図で知られる画家の丸木位里・俊夫妻にも学ばれたこと。
色々な環境から感覚を得ることを重視した至光社の武市八十雄さんと共に絵本を完成させていく道。
苦難の連続であったはずなのに、すばらしいタッチの作品が会場を包んでおり、閉館間際でも多くの人でにぎわっていました。
とても元気がいただける展示です。ぜひ足を運んでみてください。
文責:のり憲