京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAは、普段は現代アートの展示が多く、先日は大学を退官される先生の個展が開催されていましたがどうも何を表現したいのか、観る者にはなかなか伝わりにくいものがあります。
しかし2階で開催されていたオギハラフウカさん・島村鼓さんによる展示は、おっちゃんの似顔絵が壁にいったい何人おるんや?とばかり展示されており、とても目を引きました。それも、大阪は釜ヶ崎、日雇い労働者の町に若い2人が通いつめ取材した、生活困窮者が多く移り住む福祉の街の“顔”が語り掛けてくるのです。
上映されていたDVDでは、作品を描く様子が映し出されており、よくやった!と応援したくなるような発表の場でした。
開催は12月9日までということで、ぜひ時間を作ってご覧いただきたい展覧会です。
http://gallery.kcua.ac.jp/exhibitions/20181129_id=12804#ja
文責:のり憲