27日まで、京都文化博物館で第31回京都美術文化賞受賞記念展が開催されています。
ファイバーアートの先駆者・小名木よういちさんの大きな男女を形作った作品は、解呪王の天井の高さから継ぎ足した自立の試みが布の色から伝わります。
京都市立芸術大学の陶芸家・重松あゆみ先生の作品は、土に色のついた土を練る紺で、ゆっくり低い温度で焼成し、色を出されています。
そして目を引くのが、写真か・鈴鹿芳康さんのピンホールカメラ作品。阿波和紙にプリントされた日本一周や世界の聖地は、とても親近感が生まれます。特に日の出と夕日を狙った作品は、その地で何時間も待ち続け、いざ撮影開始してもシャッターを開いたまま何分もただ待ち続ける、そして現像するまで出来がわからない。そのワクワクする様が1つ1つの作品から鑑賞者にも伝わってきました。
1月18日~25日まで、art stage 567でも個展を開催されているそうです。
文責:のり憲