1月20日まで、何必館・京都現代美術館にて「ドアノーの愛した街 パリ」展が開催されています。
有名な「市役所前のキス」の写真で記憶に残っている方も多いかと思います。
私は何必館で毎年拝見しているなじみ深い作品になりました。
もう65年も昔の作品なのに、毎回立ち止まり「ウー、苦しい、大好きよ!」と話しかけてしまう魅力です。
特に5階に展示されている芸術家のポートレートは、ル・コルビュジェに始まり、ジョシュ・ブラック、ピカソ、ジャコメッティ、レオナール・フジタ(藤田嗣治)に逢えるのです。
同じ階には、2018年11月29日の朝日新聞で樹木希林さんがお話されていた村上華岳の「太子樹下禅那」が奥の部屋に飾られていて、生で見る楽しみが新春早々味わえました。
そしてドアノーの写真集が今回記念出版されていました。見る人を写真好きにしてくれるドアノー、ぜひ何必館と併せてファンになっていただきたいものです。
文責:のり憲