京都国立近代美術館で「世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新に向けて」というなが~いタイトルのデザイン展が開催されています。
通常会場のゲートを入ると右手エレベーターで3階まで案内されるのですが、今回は普段閉めている階段の正面と下の壁面に飾られている第二次世界大戦中の映画ポスターを楽しみながら登って楽しめます。
展示はクリムトの小さな小さな蔵書票からスタートされています。デザインが好きな人、細かいものが好きな人、版画が好きな人には最高の空間かと思います。その上、390ページもある図録も売られていました。
上の階から覗いた壁面のウィーン分離派会館の姿が、照明によってとても美しく目に焼き付きました。
4階のコレクション展では同じころに活躍されていたルーシー・リーの陶芸作品が展示されていて見ごたえがありました。
アートは好きな作品と対話する心のウキウキがあります。心の持ちようで楽しい時間を過ごせますよ。
文責:のり憲