京都伊勢丹の美術館えきKYOTOで開催されている「久保 修 切り絵の世界 -紙のジャポニスム-」に行ってきました。
久保さんは山口県美祢市の出身で、私の主人とも同郷のためとても身近に感じました。細かいことが好きな山口県人だな~
久保さんの作品は同じく切り絵作家として有名な藤城清治さんとは全く作風が違います。
入口で流されていたDVD映像では政策の様子が紹介されており、色付けした和紙をカットしていく様子が実によくわかりました。
鯛の作品は、制作前に本物の鯛の鱗の数を数えていると鮮度が落ちてしまったため3匹も買ったというお話や、額装のマットは遠近感を出す工夫をされ作品がはみ出しているとマットごとカットされているお話などを知ることができました。
「皿そば」は、和紙を細く切ってそばを表現していたり、「麦生」は影が楽しめリズムを感じる作品でした。
立体の桜行灯は、一周してみるとほっこりする作品です。
実物を見ないとこの切り絵の良さは解りません。ぜひ足を運んでみてください。
文責:のり憲