泉屋博古館で5月6日まで開催の「中国文房具と煎茶展」に行ってきました。
京都市内の上駐車場もあるので、少し時間を都合すれば知識の宝庫へ出かけられます。
チラシを飾る「鍍金魁星像」は、筆を持ったまま走り出しています。中国科挙に首席合格を願う人々に信仰されたものです。
15代当主・住友春翠の煎茶席は、文房具や瓶花盆栽が展示され、藤田伝三郎や村山龍平との交流から現代の美術展の先駆けを築かれた、煎茶席での替茶銚の変化も見られます。
宋代の書画家・米芾(べいふつ)の作品や、気を感じて古人文人に憧れた道具が所狭しと配置されています。
文房具が欲しくなる展覧会です。目の肥やしにぜひ足を運んでもらいたいです。
文責:のり憲