6月29日まで、立命館大学国際平和ミュージアムで「よみがえる沖縄1935」が開催されています。
毎年開催されている京都国際写真祭の関連から、足を運んでみました。
私は戦争を知らない世代のためか、常設展はどうにも心が重くなりスルーしてしまいます。
今回展示されている写真からは、昭和10年の沖縄の暮らしが伝わってきました。起動馬車にはビックリ。なんとな派から糸満まで9㎞も続いていたのです。漁師たちのたくましい姿には男気が感じられ、ほれぼれとしました。特徴ある女性の髪形は、簪がないと丸いお玉ができないそうです。なので鹿児島から来た人は洋服を着ているなどで区別されていたそうです。
これらの写真は、朝日新聞の「海洋ニッポン」の取材によるものです。国策を念頭におかれたものとは裏腹に、ネガの発見秘話と記者の想いが感じられる展示でした。
文責:のり憲