9月11日まで「龍谷の至宝」展が龍谷ミュージアムで開催されています。
チケットやちらしに使われている「縮象儀(しゃくしょうぎ)」が今回の目玉なのですが、いったい何のことやら?
これは江戸時代後期に”からくり儀右衛門”と呼ばれた芝浦製作所(東芝)の創業者・田中久重が作った、太陽と月の動きから二十四節季を表現した時計です。
今回それを下出祐太郎氏が保存・修理され、7月20日に漆工芸技法について講演がありました。
他の展示には、中央公論の始まりとなる反省会雑誌や、オランダ語訳書の杉田玄白の解体新書、平家物語など、教科書にも掲載されているものの本物がこの目で見られるのです。
変わったものでは、本願寺顕如に織田信長が送ったお礼状や、木村屋のアンパンのチンドン屋を描いた引き札などがあります。
文責:のり憲