9月から始まるICOM京都大会の記念展示として、京都学・歴彩館で「京都学・歴彩館の"お宝"-書く、描く、刷る 奈良時代から現代まで-」が開催されています。
国宝の東寺百合文書の桐箱も有り、嵯峨本も三種類。
本紙が色紙になっているものから、雲母(きら)が表紙や内側の紙にも使われた最高級の本までが展示されています。
珍しいものとして、祇園社(八坂神社)西門のガラス板もありました。
私が初めて目にしたものは、江戸時代の本「都名所図会」の版木。横に長く裏表に彫られており、一度に8ページを刷ることができます。
歴彩館では、この1枚しか版木を所蔵されていないそうです。
他にも京都聾唖院関係の資料もあり、展示ができるまでの努力が伝わってきました。
文責:のり憲