ICOMの関連で9月7日(土)に京都国立博物館が無料開館になっていたので行ってきました。
混雑を見越して午後4時前に入館したのですが、入ってみるとそれほどの人数はいませんでした。しかしやはり閉館まで一時間ほどというのはせわしなかったです。特にすべての係員が平日は午後5時までと何度も案内されるのは少々煩く感じてしまいました。
展示品は、国宝の平重盛像・源頼朝像の肖像画がとてもよく似ており、当初どちらかが間違っているのかと思いました。
千体愛染明王画巻は、赤色が鮮やかで目を引きます。
中世・近世絵画は国宝が数多く出ており、京都の寺院を巡らずして一堂に銘品を見ることができます。
建仁寺の海北友松筆「雲竜図」や長谷川等伯の「山水図」、狩野永徳の「花鳥図」や大徳寺聚光院の襖絵などは珍しいものです。皆が立ち止まる俵屋宗達の「風神雷神図屛風」に与謝蕪村の「夜色楼台図」は、もう一度ゆっくり対面したいものです。
書跡には空海や藤原行成、曼殊院本の「古今和歌集」など、国宝のオンパレードでした。
9月16日までの開催なのでぜひ京博に足を運んでほしいです。
文責:のり憲