12月13日まで、中信美術館で「石本正一展 京の風土に抱かれて」が開催されています。
郷里である島根県の浜田市立石正美術館の所蔵品で埋め尽くされた会場は、まるまる美術館が引っ越してきたかのようで、島根まで足を延ばさずとも京都で作品が楽しめます。
浜田市へは広島のバスターミナルから高速バスが出ており、JRのコミュニティバスで丘の上にある美術館に向かうことができます。その美術館のパネルも入口に展示されています。
今回は、2階北室に舞妓のデッサンが展示されており、こちらは初公開になります。有名な五条坂の家の秀作と本画が同時に並べられており、見比べて違いを探すのも楽しいです。
特に見てほしいのは、個人蔵の短冊に描かれた舞妓の絵。こちらは二度と今後見るチャンスはないかもしれません。
2回南館には、京都ゆかりの場所での作品が展示されており、身近に感じられます。
文責:のり憲