12月15日まで京都国立近代美術館で「円山応挙から近代京都画壇へ」展の後期が開催されています。
後期には、(株)千總から出品された大きな屏風が沢山展示されているので、大半の作品が前期と入替されたため、前期を見た方もぜひもう一度来館してほしいものです。
応挙の保津川図は激しい水が観る者に迫ってきます。
孔雀図も前期は墨のみで描かれながら色を感じる作品でしたが、後期は牡丹のピンクに勝るカラーがタイへ美しいものになっています。
写生図巻も中巻になり、うさぎは今にも動き出しそうです。
上村松園の絵も、「序の舞」から「楚蓮香之図」に変わりました。
12月8日までは泉屋博古館でも応挙・呉春・伊藤若冲の作品が並ぶ「住友コレクションの花鳥画展」が開催され、また1月13日までは嵐山の福田美術館でも、岸駒の「福禄寿図」や木島櫻谷の「駅路之春」が展示されており、京都で円山四条派の作品をたっぷり巡ることができます。ぜひ足を運んでみてください。
文責:のり憲