京都髙島屋で1月20日まで伊藤若冲の展覧会「没後220年 京都の若冲とゆかりの寺」が開催されています。
ギャラリートークが11日に平塚景山さん(相国寺承天閣美術館)、12日に岡田秀之さん(福田美術館学芸課長)、また9日には細見美術館の細見良行館長と岡田さんのスペシャルギャラリートークが催されます。
今回の展覧会の見どころは、知っている作品と対面できる再会の喜びと、初めて目にするもの探しの楽しさがあります。
大光明寺所蔵の「芦花翡翠図」はインパクトの強い作品。また、細見美術館の「里芋図」も負けじと参戦しています。また、変わったところでは鯛と釣り竿だけが描かれ、画題の恵比寿がいない作品があります。これは関係のある物や場所だけを描いて特定の”留守模様”と呼ばれる表現です。
そして今年はネズミ年ということで、細見美術館の「鼠婚礼図」もユーモアたっぷりです。
また、若冲ゆかりの寺として知られる宝蔵寺からは若冲の弟子たちの作品も出品されています。
宝蔵寺の寺宝展2月7日~11日の案内もありました。
新春のスタートにぴったりの展覧会です。
文責:のり憲