2月16日まで、京都国立近代美術館で「ニーノ・カルーソ」展が開催されています。
どうか作者名を聞いて「知らない」で終わらせないでください。
滋賀県信楽誌にある陶芸の森美術館横の丘の上にあるモニュメント「風と星」はニーノ・カルーソの作品。変わった建物というイメージで目にしております。
会場に入ると、設計図面とパネルがあります。
初期の作品は1964年の展覧会のもので、楽焼の絵皿や壺が展示されています。出身地のシチリア島の岩石を思わせるざらっとした仕上がりの表面が記憶に残っている方もおられるでしょう。
今回は入口にあるカラフルな彫刻が目を引きます。発泡スチロールで型取りし鋳込み技法で作られたリズミカルな作品が並んでいます。
2月7日~9日には、視覚障害者のワークショップも企画されています。
文責:のり憲