2020年京の冬の旅で公開中の霊鑑寺に行きました。
今回は書院の奥にある2部屋で、いつもは公開されない日常使いの部屋が公開され、36年ぶりに狩野永徳筆と伝えられている花鳥画の襖絵と青天井を見ることができました。
襖には牡丹の赤い花が金地に映え、青天井は青と水色の間の色合いの唐紙がはられていてとても優しい感じで、ここに入られた皇女の方々がしのばれました。
尼門跡寺院なので、お寺全体がこじんまりとして可愛くもあり、金地の障壁画や御所の建物の一部を移築していることで宮中の豪華さも感じられました。
庭は美しい苔で覆われていて椿のころには200種類もの椿が咲くそうです。
私が行った時は早咲きの椿が咲いており、ちらほらと苔に落ちているピンクの椿も素敵でした。
文責:虹のSIKA