京都大学総合博物館で「ジョルジヨ・ヴァザーリのウフィツィ:建築とその表現」を見た。
私が行ったのは、お正月明けで、とても空いていた。
この博物館に入ったのは初めて。
広い空間を贅沢に使っている。
ヴァザーリは、ルネッサンスの巨人。「美術史の父」とも呼ばれる。
その時代、キラ星の如く活躍していた芸術家達が登場している『芸術家列伝』
この書物であまりにも知られているので、彼自身の芸術家としての側面が忘れられがちである。
13世紀に建設されたフィレンツェのヴェッキオ宮殿の改築と総合行政庁舎ウフィツィ(現在ウフィツィ美術館)の建設の総監督を努めたのが彼。
「バザーリの回廊」と呼ばれる空中回廊は、美術館とピッティ宮殿をつなぐ。
今回は、模型とパネルでウフィツィの建設に焦点を当てている。
2011年、生誕500年を迎えたヴァザーリの建築家としての仕事を知る良い機会となった。
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