グリューニェニ・ヴィータ (リトアニア) 「The Hunt of the Unicorn」
京都芸術センターで、時々ボランティアをさせていただいている。
現在、「Ori・rhythmⅡ(オリリズム Ⅱ)ー国際現代タペストリー展」
が催されている。
国内だけでなく、外国から招聘した作家の作品が並ぶ今回。
具象・抽象、どちらの作品も作家のイメージの賜物。
それを受けて、鑑賞者は自らのイメージを膨らませる。
ミルデ・アンドレア (スペイン) 「Seven Maries」
ご高齢と思われる女性達が数人座り、おしゃべりしている。
民族色豊かなたたずまい。
何処なのかしら、何の話かしらと、想像を膨らませてしまう。
近くで見ると、それぞれの糸のテクスチャーがグワッと押し寄せてくるよう。
マロウ・マルセル(カナダ)「Double Horizon」
そうかと思えば、マロウ ・マルセルの「Double Horizon」
地平線ーカナダの大地だろうか?
風を感じる。
今回は、現代的表現ー(いま)のタペストリーの展示である。
どれも、高い技術に裏打ちされた作品ばかり。
ミルデさんの作品は裏も見ることができるようになっている。
びっしりと詰まった糸の重なりに、膨大であろう制作の時間を思う。