ということで、少しフライングですが祇園祭の鉾立ての様子を見に行ってきました!
大学のゼミのメンバーで四条烏丸に繰り出し、まず見えてきたのが函谷鉾。
もう大分組み立てられていました。
道路にはカメラを構える見学の人がわらわら。
向かいのビルの窓からも写真撮影をしているサラリーマンの方がいて面白かったです。
こんなお祭りムードじゃ仕事にならないよねそりゃ、と思いました。
すでに掛けられていたタペストリーがどんな柄かを凝視。
夜のように暗くないので、柄をじっくり見ることが出来ました。
ゼミの先生によると、ベルギーからやってきたものもあるそう。
絨毯の他に有名絵師の絵、漆塗りに金箔など…細部まで本当に豪華。
鉾が動く美術館と言われるのも頷けます。
そこから西に歩いていくと菊水鉾が。
どうしても目が行くのが空へと伸びるなが――――――――い真木(しんぎ:鉾の中心を貫く心柱)!
電線にひっかかって折れないか心配です。
ビルより高いのではないかと友達と話していました。
ちなみに真木の高さは、
1位:月鉾
2位:菊水鉾
3位:放下鉾
の順らしいです。
さらに西へ進むと、人がたくさん群がっている月鉾が見えてきました。
写真では分かりにくいですが、屋根裏に円山応挙の絵が見えました。
鉾の傍で月鉾保存会の方々も慌ただしく作業をされていました。
こういうせわしない準備の段階から、ワクワク感が高まっていくように感じました。
次は少し下って…船鉾へ!
こちらは下の方の組み立て段階で、まだ小さかったです。
が、こちらの鉾の組み立て作業に、ゼミの先生が長い間携わってらっしゃるので、
なんと中の作業場の様子を見せて頂くことが出来ました!
鉾を組み立てる前の、部品の1つひとつ。
あんなに大きな鉾も、バラバラの状態だと
こんなに小さなものなのだと驚きました。
歴史があるものなのにもかかわらず、どれひとつとっても色あせない美しさ。
かなり貴重な体験をさせて頂きました。
お邪魔しました、ありがとうございました!
船鉾を去り、新町通りをてくてく歩いて放下鉾へ。
縄がぐるぐる巻かれているところでした。
この縄は使いまわさず、その年の解体の際にブチブチと切ってしまうそうです。
月鉾、菊水鉾に次いで高い放下鉾の真木。
まだ立てられる前で、倒して置かれていました。
長い―――!
横から撮ってみた図。
さらに歩き、次は南観音山。
ちょうどおたべさんの前です。
鉾とは関係ありませんが、アイスが売られていることに心惹かれました。
他にも南観音山あたりには、道路に面してうちわなどが展示されていました。
お土産物屋さんにはミニチュア鉾が。
ここまで来て、まだまだ全部の鉾は見られていませんが、
暑さに疲れたのと午後に授業もあるので帰ることにしました。
鉾の組み立てでは、意外と若い世代の方もたくさん作業されていて、
こうやって伝統が受け継がれていくのだなあともっともらしいことを考えたりしました。
鉾町は、うろうろしているだけで一日楽しめそうでした。
宵山や山鉾巡行が楽しみですね。
この長い記事を最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
文責:keico 編集:京都で遊ぼうART