先日、橋本関雪記念館で行われたイベントに参加してきました!
朝から張り切って出掛けたものの、早く着き過ぎてしまったので、周辺をうろうろ。
なぜか近くのスーパーへ入ったり(笑)
スーパーの人に笑顔で割引券を渡され動揺したり(笑)
哲学の道をお散歩したりしていました。
朝から散歩しながら考え事すると頭がスッキリするような気がしますね。
少々たそがれつつぼーっと歩いていたところ、カフェのオープン席から京都で遊ぼうARTの方々にお声をかけて頂きました。
まだ寝ぼけていたのか、なかなか気付かなくて恥ずかしかったです。
皆様とお話しながら、ついにイベントへ!!
日本画家・橋本関雪の邸宅、白沙村荘を利用したこの記念館。
私は初めて訪れたのですが、広くて素敵なお庭にかなり高まりました。
最初に、池がよく見える存古楼という場所でお話を聞きました。
お話されたのは、記念館の副館長であり、関雪のひ孫さんでもある橋本眞次さんと、
建物の改修にあたって設計を担当された方、工事を担当された方。
改修された渡り廊下の、ビフォーアフターの写真をスライドで見せて頂きました。
以前は屋根が崩れ落ちそうなくらい傷み、雨漏りもしていたそうです。
今回の改修で傷みが修理されたほか、屋根の角度が変わり、光の入り方も変わったので明るくなったとのことでした。
火災に遭い現在工事中の茶室は、2015年に完成予定であり、白沙村荘100周年(2016年)に向けて100年前の姿に戻されているところだそうです。
トークは和気あいあいとした雰囲気で、笑いが起きる場面もしばしばありました。
改修にあたっては、なるべく古い材を使用しようという設計側と、なるべく新しい材を使用しようという工事側の戦いがあったそうです(笑)
古い材で出来るだけ忠実に伝統建築を継承させようという立場と、古い材はどこまでもつのか?という判断をし、施工した責任を取らなければならない立場、それぞれが折衝しながら改修というのは行われているのだな、と勉強になりました。
お話とは関係ないですが、イベント中、池に白鷺が来ていました*
存古楼は関雪の画室であったそうですが、このような景色に癒されながら創作していたのかなと想いを馳せたりしました。
お話が終わった後は、実際に改修現場を見学させて頂きました♪
まずは改修された渡り廊下。
文化財の修復なので、改修後も「新しく」なり過ぎないよう、色合い等に工夫されたそうです。
工事のための足場が組んであったりします。
存古楼周辺。何気に国民文化祭の旗も写ってますね。
次は建設中のお茶室へ。
中に入って見せて頂きました。
奥に見える円い穴は、採光用の窓になるそうです。
文化財の貴重な姿を見ることが出来て面白かったです。
私は午後から大学で授業があったので、イベントの終わりがけに一人失礼させて頂いたのですが…
次は広い白沙村荘を全部回ってみたいと思いました。
ありがとうございました**
文責:keico 編集:京都で遊ぼうART