「花がたみ」
(大正4年/1914、松伯美術館蔵)
11月22日(月)、本来なら休館日の月曜日ですが、24日に展示替えのため、開館です。
秋の京都で松園展、しかも開館時間の延長なし!
東京での評判も踏まえてもありえない!!
と思っておりましたが、どうしても私と松園の出会いの絵である「花がたみ」(何度観ても良い!)と今回のお目当ての「焔」には会いに行かねば。
twitterのお蔭で、夕方が比較的空いているということで、午後3時に入りました。
圧倒的なのはやはり「序の舞」。
その作品の大きさ、緊張感がびしびし伝わってきます。
「焔」(大正7年/1918、東京国立博物館蔵)
松園の作品は、着物の模様がすばらしく綺麗、薄手の着物や羽織りものや御簾の透け感が松園ならではの技量です。一気に引いたと思われる線の力量(これは日曜美術館でも銅版画家が言ってましたね)、実際に観るとまさにまさにです。
伝わってくるのは、京女の内に秘めたる凛とした強さと気品です。これは他の画家では描けない実体験でしょう。
これだけの松園の作品を一気に観られるのは、私の生涯ではもうないと感じました。
後期にまたでかけるのが楽しみです。後期は前期見られなかった絵だけを集中的に見るつもりです。
文責:licoluise 編集:京都で遊ぼうART