「京都・京町家ステイ・アートプロジェクト アート町家作品展2012」
http://www.art-kyomachiya.com/
京町家とアートのコラボという企画に出掛けたのは、美術館がお休みの月曜が代休になった1月23日でした。
これまでも京町家は、何度となく訪れてはいるのですが、どうも実家が築80年、祖母の家は築100年以上の家なので、どこに行っても感動が少ない私です。
京町家にアートがしつらえとして飾ってある、ある種のインスタレーションです。
4軒を巡って帰り際にアンケートに答えて、まさかの町家宿泊招待券が当たりました!!
この籤運のない私に(これで一生分の籤運は使い切りました。)3
/4までの限定宿泊プラン、アートプロジェクトの町家にそのまま宿泊できるという私にとってはこの上ないプランです。
3月3~4日、宿泊したのは、4軒の中でも私が一番気に入った町家「美濃町町家_万象の町家」です。
陶芸家・近藤高弘先生の陶芸、ガラスの作品の町家です。
河原町からもすぐの木屋町を入って、普通なら見過ごし、確実に通り過ぎてしまう細い路地を入ったところにあります。
前には鴨川が流れ、東山を望む絶好のロケーションです。
私たちのイメージする商家の町家ではなく、お医者様がお客様の接待のために建てられた町家であると聞きました。茶室を備えた3階建です。
地図を頼りに辿り着いた町家前で庵さんのスタッフさんと待合わせして、路地を入り込んで、木戸を開け、格子戸を開けると、玄関の間に聳える「白黒滴」の大きな作品がお出迎えです。
1階の床暖が気持ち良い大きな応接セットが置かれたリビングで、スタッフさんから説明を聞き、各部屋を案内して頂きました。
1階には、茶室のほか、リビングの壁際の格子戸を引くとそこにはキッチンの水周りが、良く出来ているなぁ。
京都特有の密集した街中の木造の町家は、当然ながら火気厳禁です。そこでキッチンには、ポット、コーヒーメーカー、コーヒー、急須とお茶、レンジ、食器類も万全です。
お風呂は鴨川に面した檜風呂(ここも床暖でここちいい)、東山を眺めながら湯船につかれて極楽極楽。
鴨川に面した町家ならではの、床もあり、夏は夕涼み出来そうです。
2階にも、シャワールームが備えられ、和室2室の床にはアートが飾られています。
3階は屋根裏、今で言う「デン」でしょうか。趣味のお部屋という感じですね。
この3階のアート作品も、この部屋の持ち味を活かしてインスタレーションされています。
鍵を預かって、庵のスタッフさんは帰っていかれました。
翌朝のチェックアウトまでこの町家1軒丸ごと私たちの家です。
京都に泊まるということがない私たちは、町家をエンジョイしようと高島屋で夕食の買出しがてら、京都の夜の町を散歩してみました。
花見小路をぐるっと廻って、八坂神社の前を横切り、白川沿いを歩いてみる。
一度通ってみたかった夜の先斗町もちょっと回って町家まで戻ってきました。
大学時代、友人の下宿でお泊りして以来の3人でのお泊りで、話しても話しても話は尽きません。
ようよう、2階に用意して頂いたふかふかのお布団、大きな町家なので好きなところにお布団を運んで就寝です。
翌朝は、鴨川の渡り鳥の声で眼が覚め、鴨川を散歩する人を眺めながら、チェックアウトまでゆっくりと町家ステイを楽しみませて頂きました。
ホテルや旅館の上げ膳据え膳も良いけれど、こんな贅沢な京都ステイもいいですね。
庵さんは、コンシェルジェもしてくださるのでなんでも相談OKです。
ART MACHIYA 京都・京町家ステイ・アートプロジェクト
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京都・京町家ステイ・アートプロジェクト アート町家作品展2012
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