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伊藤若冲と琳派の世界 京都が生んだ異才若冲と華麗なる琳派の絵師逹』@相国寺承天閣美術館

投稿:2015年7月13日

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6月、京都に行ってきました。久々の承天閣美術館です。

相国寺と云えば"若冲"ですが、今年の京都は「琳派400年」ということで、こちらでも琳派です。

入っていきなり「光悦の赤楽茶碗 加賀」おっー!!テンション上がります。
そして仁清の綺麗な京焼を観たりして。

本日のお目当ては「蔦の細道図屏風」烏丸光広賛 俵屋宗達筆
http://www.asahi.com/kokka/masterpiece/11.html#1
伊勢物語第九段 業平の東下り
総金箔地に緑青で土波と蔦、もうシンプルで斬新な意匠、金と緑青だけなのに色彩が洗練され、構図もええwaa!!身体が硬直しそうなくらいにうっとりと釘付けです。
後期には右隻と左隻を入れ替えるそうで、入れ替えてもデザインが繋がっている。
私的には、後期の並びがいいな、流麗な光広の賛のバランスから見ても。

禅寺と云えば「達磨」光琳⇒抱一⇒其一 先達を真似ながらもそれぞれの個性がでておりました。
 
第2展示室には、常設で「鹿苑寺(金閣寺)大書院旧障壁画」が常設されておりまして、この芭蕉がいいのよね、いつ観ても。今回はしっかと「筋目描き」を注視しました。
最近雑誌でみた「売茶翁」があり、これかぁと思いました。

『群鶏蔬菜図押絵貼屏風』は、幾度となく若冲の鶏はみておりますが、やっぱ実物を前にするとその迫力に脱帽です。
墨の濃淡、構図の面白さ、どこにどの筆を使い且つ、筆のどこを使って描く…って若冲は、熟知しつくしておりますね。

かの「動植綵絵」の中央にある『釈迦三尊像』三幅対も普通に並べてあって、驚きました。若冲は、絵具物凄くいいのを使っている??色が鮮やか!これにも裏彩色をしていたのかな???と思いながら…『牡丹百合図』双幅 も 若冲だった…

乾山のお馴染み「色絵龍田川透かし鉢」向付は見たことあるような気がしていたけど、こんなに大きな鉢! 乾山もいっぱいありました。“眼福“”眼福“

な、感じで久々に今出川まででて、御所を横切り、寺町の「柿本」さんで綺麗な和紙を眺め、夏用の懐紙を買って、古美術のウインドウをプラプラと眺めながら帰ってきました。

6月の京都は意外と空いていた!!
 



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