Venuesアート施設
アサヒグループ大山崎山荘美術館
大山崎町・天王山中腹にある、大正から昭和初期に建てられた洋館を利用した美術館。実業家・加賀正太郎によって建築された「大山崎山荘」(登録有形文化財)を本館とし、建築家・安藤忠雄設計による新館(1995年竣工)と合わせて公開しています。
本館では特に河井寬次郎や濱田庄司、バーナード・リーチといった「民藝運動」の作家作品を中心に、陶磁器をはじめとしたコレクションを展示。新館では印象派の巨匠クロード・モネの代表作『睡蓮』の連作をはじめとした西洋美術作品が主に展示されています。
その他、年に数回の企画展や地域との連携イベントなども随時開催しています。
隣接する庭園は広さ約5500坪あり、桜や新緑、紅葉など四季折々の姿を味わえます。また、喫茶室として使われている本館のテラスからは、木津川・宇治川・桂川の三つの川が眼下に広がり、眺望も楽しめます。
常設展
主に民藝運動に関連した作家の作品を中心に、陶磁器、漆器、染色、織物、日本画、またこれに西洋絵画、現代彫刻などを加えた約1000点を所蔵。季節や企画展に合わせて随時展示替えがされています。 西洋絵画ではモネの名作『睡蓮』も所蔵し、安藤忠雄氏の設計による新館にて展示。『睡蓮』に囲まれたギャラリーを楽しむことが出来ます。 また、大正~昭和時代に建てられた本館内にはステンドグラスや200年以上前の時計、オルゴールといったアンティークなども展示されています。
所蔵品
所蔵品は、民藝運動に参加した個人作家の作品が中心。
その大半はアサヒビールの初代社長である山本爲三郎(やまもとためさぶろう)のコレクションで、美術館設立に際してそのご遺族から寄贈を受けたものです。
自ら民藝運動の支援者として関わっていた山本氏のコレクションには、河井寬次郎、濱田庄司、バーナード・リーチ、冨本憲吉といった陶芸作家のほか、芹沢銈介(染色家)、黒田辰秋(木工作家)といった民藝運動に関わる代表的な作家の作品が数多く含まれ、その多くは山本氏自身の日常愛用していたものや、作家との交流の中から蒐集したものです。
また、朝鮮の民族文化に対する深い理解者であった浅川伯教・巧兄弟が山本の支援により調査・蒐集した古陶磁作品も含まれています。
その他には、『睡蓮』をはじめとした印象派の巨匠・クロード・モネの絵画、アルベルト・ジャコメッティやイサム・ノグチ、ヘンリー・ムーアによる彫刻といった西洋美術のコレクションがあります。
こちらは主に新館にて展示されています(時期によって展示内容は変更されます)
アート施設概要
住所 | 〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3 |
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お問い合わせ |
TEL:075-957-3123(総合案内)075-957-3123(総合案内)
FAX:075-957-3126 |
開館時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の時は開館、翌日休館) |
料金 | 一般:企画展により異なる(団体料金も) |
アクセス | 【JR】「山崎」駅下車、徒歩10分 |
ホームページ | https://www.asahibeer-oyamazaki.com |